週末は娘の7歳のお誕生日でした。
せわしない一週間でしたが、当日は1日フリーだったので、
昼過ぎからケーキを焼いたり料理をしたりできました。
台所に立ちながら「なんと贅沢な時間!」とふと思いました。
お誕生日の準備を時間をかけてできること。
こうやってお休みの日に味わえる幸せ。
と呑気なことを考えながら、
でも実際は他の家事もあるので、いそいそと(笑)準備しました。
たまには新メニューも、とポテトスコーンを焼きました。
茹でたポテトとハーブを練り込んだおつまみスコーンです。
手羽先は、梅酵素とおしょうゆ、生姜に漬け込んでから、
照り焼きにしました。
2歳代の頃の娘が、骨つきの鶏肉を美味しそうに食べていたことを思い出します。
きっとタンパク質を欲していたのでしょうね。
ナスの蒸し焼きを冷やしてさっぱりと。
こういうのは息子も好きみたいです。
切っただけ彩り野菜。
娘の唯一のリクエストが小さめハンバーグでした。
先日母が作ってくれたハンバーグが美味しかったからだそうです。
たまねぎとラディッシュの葉っぱを練り込み、
ソースはケチャップとバルサミコ酢を使いました。
キャベツのスパイス炒め。
夏らしく、クミン、コリアンダー、ホワイトペッパーで味付けしました。
子供達が作ったおむすび。
とっても三角ですっ!
ケーキは毎年恒例、シフォンケーキに生クリームのせ。
今回は卵が新鮮だったので、シフォンケーキはしっかり膨らんで、縮みにくく大成功!
けれど、最後料理と並行して焦って、
クリームに砂糖入れるのを忘れてしまいました。
大人はまだ食事が続いていたので、
先に食べている子ども達になんども「おいしい?」と聞き、
「うん!すごくおいしい!」と答えてくれて安心していたのに、
寝る前に娘が「クリームの味が違った?」とつぶやき、やっと気づきました。
「お砂糖忘れてた〜!ごめんね。」
と謝ると、「やっぱりそうだと思った。」と息子。
すぐに指摘しない子どもたちの気持ちに、
すまない気持ちになりました。
多分、日常の中でもっとたくさんあるはず。。。
わたしが気づいていないだけで、
母のことつっこみたいけれど様子見とこう、という場面。
「いつもお付き合いありがとうございます。」と心でつぶやきつつ、
失敗をしないというのはきっと無理だと思うので、
傲慢にならず、謙虚にならねば、とヒヤリとしました。
「この日は娘の誕生日でもあるけれど、
息子のお兄ちゃん記念日よね。複雑な心境だったTちゃんのこと思い出すわ。」
とメッセージをもらい、「そうだなぁ。」と思いました。
娘の出産のときは、両方の実家にお世話になって、
息子の赤ちゃん返りもあり、孫とはいえきっと面倒な子だったと思います。
お世話になったとばかり思っていたけれど、
その大変で大切な時を一緒に共有できたことは、後から考えると、
みんなにとって宝物の時間だったのだな、と思えました。
わたしも母方の祖母に妹が生まれる時預かってもらったそうで、
7人いる孫の中でも、
たまたまそういう機会があったのはわたし一人だけだったので、
「洗濯物を干したあとベビーベットに行くと、
めぐちゃんが手を差し伸べて待っていたんだよ。」
となんども祖母が懐かしそうに話してくれたことを思い出しました。
わたしは感が強く頑固者の子どもだったので、手を焼いたと思いますが。。。
「お姉ちゃんになる」過渡期を一緒に過ごした祖母のこと、
わたしは理屈を超えて大好きでした。
愛情は綺麗事だけではなくて、
そのときは必死で訳も分からずやっていたことが、
時間が経って分かってくることがあるのかなぁ、とふと思いました。
娘から、お返しのメッセージカードを貰いました。
家族全員にコソコソ5月から仕込んでいた様子を思い出しました。
お姫さまの絵を「これお母さん!」という娘に、
正直とまどいは隠せませんが、
自分の誕生日をこんなに楽しみにしていた娘の気持ちが愛おしかったです。